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ミョウバンスプレー(手作り)の効果が想像以上だった
40代になり、夫も私も体臭が気になり始めてから、におい対策について色々と調べたり試したりしている主婦のわたしですが、先日夫の足のにおい対策として作ってみたミョウバンスプレーが想像以上に効果があったので、その効果や使い方をまとめてみようと思います。
ミョウバンってなに?
ミョウバンって一体なんなのか、まずはそこから調べてみました。
カリウム・アンモニウム・ナトリウムなどの一価イオンの硫酸塩と、アルミニウム・クロム・鉄などの三価イオンの硫酸塩とが化合した複塩の総称 -コトバンク 明礬より
明礬(みょうばん)は天然の鉱物です。近世まで大分県の別府・明礬温泉一体が屈指の採掘場でした。しかし、現在では食塩のように工場で作られるのがほとんどです。 -教えてgooより
ミョウバンの正体がなんとなくわかってきました。
実はこのミョウバン、意外と身近なところで使われているんです。
もしミョウバンという名前を聞いたことがあるなぁという人はもしかしたらお料理好きな人かもしれませんね。
ミョウバンはお漬物の色を鮮やかにするために野菜、特に色落ちしやすい茄子をつける時に利用することがあります。
ミョウバンの袋の裏側にもお漬物で使う際の分量の説明が載っていました。
その他にもミョウバンは色々なところで使われていますのでその一例をあげておきましょう。
- 漬物を鮮やかにする
- 栗などの煮崩れ防止
- 山菜などのあく抜き
- ふくらし粉として利用する
- ウニの加工で利用される
- 麺のコシを与える
たくさんの食品に使われているミョウバンは食品添加物に指定されています。
別名で「かんすい」などと呼ばれています。「かんすい」と聞くと聞いたことがある、という人もいるかもしれませんね。
ミョウバンの防臭効果に注目
ミョウバンは食品添加物であることはわかりましたが、このミョウバン、古代ローマ時代から防臭剤として使われていた歴史があるそうです。
ヨーロッパでは、このミョウバンが結晶となった天然塩を「アルム石」と呼んで、古くからデオドラント剤として使用していました。現在は、日本でも天然アルム石に、殺菌作用のあるフェノール等の化学物質を配合し、自然に近いデオドラント剤として販売されています。 – Kunkun body(クンクン ボディ)公式サイトより
今のように制汗剤がない時代、ミョウバンは色々な人の体臭や不快なにおい対策に大活躍していたんでしょうね。
手作りミョウバンスプレーの効果と使い方
ミョウバンスプレーを作る際の分量はこの後説明しますが、まずはその使い方と効果をお伝えしたいと思います。 ミョウバンスプレーの分量を先に見る >
ミョウバンスプレーの使い方は1日に何度か脇にシュシュっとするだけ
わたしが気になっているのは脇のにおい。風呂上がり・朝起きてから・仕事の前・外に出る前など、汗をかきそうな事をする前にシュシュっとしています。
少し水分が多い感じがするのですが、わたしはそのままにしています。
気になるようであればガーゼタオルなどで軽くポンポンと水滴をとっても良いと思います。
使い方はそれだけ!朝だけとか、朝と昼だけとかもっと使う回数が少なくても効果はあると思います。
ミョウバンスプレーの効果は本物だった
早速使ってみた結果、使ったその日から効果を感じました。
自分の鼻でクンクンしても明らかににおいが少なかったので体感できていたのですが、一応数値としてとっておきたかったのでクンクンボディで測定してみました。
せっかくなのでクンクンボディで測定したので載せておきます。
クンクンボディは脇が汗で湿っているとそれを感知して汗の匂いがあると判断する傾向があるように感じます。
もし購入を検討していたり、購入したけど結果が思うようじゃないという人は測定前に汗を拭き取って測定すると正確な数値が出ると思います。
クンクンボディの詳しい記事は以下にあるので興味がある方は参考にしてみてください。
https://dailyvitamin.jp/atama_nioi/
メーカー | KONICA MINOLTA |
---|---|
価格 | 30,500円 |
最安値はポイント還元を考慮すると楽天でした | |
レビュー(掲載許可済) | 突然、自分の体から奇妙な臭いを感じるようになり、人を不快にさせていないか気になっていました。 この機器で具体的な数値を確認でき、少し安心しました。 後は、脂臭、ミドル臭、加齢臭、以外の臭いの測定や、体のどこでも臭いの測定ができるよう、バージョンアップをお願いします。 |
発売日 | 2018年4月 |
ミョウバンの防臭効果のメカニズムは?
ミョウバンには防臭効果がありますが、具体的にどんな効果でどんなメカニズムになっているかまとめていきます。
ミョウバンは酸性なので菌の発生を抑える
ミョウバンは水に溶かすことで酸性の液体になります。
肌が酸性になれば雑菌の繁殖が抑制され、結果的にニオイが抑えられるという仕組みです。
ミョウバンの制汗作用
ミョウバンを使うことで、汗が出にくくなります。
そのメカニズムには諸説ありますが、アルミニウム塩が汗腺の導管周囲に炎症を起こし、導管を閉塞させる、ミョウバンのタンパク質変性作用で表皮の角質が角化するからではないかなどと言われています。
ニオイそのものを消臭する力がある
ミョウバンにはさまざまな金属が含まれているので、酸化還元反応によって金属消臭が行われます。特にミョウバンは酸性なので、体から発せられるアンモニア系、アルカリ性のニオイ成分を消臭する効果は絶大です。
ミョウバンスプレーを作るときの分量は?希釈がいいの?
ミョウバンスプレーの作り方を見ていると、多くの分量は原液を作ってそれを希釈する方法を紹介していました。
原液を作って10倍に薄める場合の分量
原液をたくさん作って小分けで使いたい方なら以下の分量で作ると良いでしょう。
ただ、1.5リットルの10倍って相当な量ですよね。
小分けで使い続けても使い切るのにどれだけ時間がかかるか…
- 水1.5リットル
- ミョウバン 50g
この原液を10倍に薄めてスプレーにします
そのまま使える分量で作る場合
使う分だけ作って使い切りたいという方は300mlくらいづつ作るとちょうど良いと思います。
大きなスプレー1つと小さなトラベル用のスプレー1つ分くらいです。
大きな方は生ゴミ用に、小さな方をデオドラント用にしています。
- 水300cc
- ミョウバン1g
詳しい作り方は以下の記事で紹介しています。
と言ってもお湯で混ぜるだけですけど…。
もし試してみたいという方は、手間もそれほどかかりませんし難しくないので是非試してみてくださいね。
使用した霧吹き | |
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焼きミョウバン | |
オススメの容器 | |
オススメの容器 |
市販の ミョウバンスプレー |
最後まで読んでいただきありがとうございました!